越前屋の歴史

History

「郡上八幡 町屋敷越前屋」が建つ八幡町新町は「町方(まちかた)」と呼ばれ、江戸時代より商人町として繁栄してきました。建物を所有していた高橋家は屋号を「越前屋」といい、初代は鯖江藩領(現:福井県越前市)の出身で、佐兵衛と名乗り、江戸期に郡上八幡へ移り住みました。生業は林業や金融業、蚕の集積販売に携わり、明治期には金物屋を営んだと伝えられています。

国登録有形文化財(建造物)
越前屋店舗兼主屋

建築年代 明治初期
構造及び形式 木造二階建・鉄板葺・建築面積129㎡
規模等 間口4間・奥行8間半の町家
登録年月日 平成19(2007)年10月2日
登録基準 国土の歴史的景観に寄与しているもの

屋敷地は通りに面する間口が4間、奥行きが25間と細長い形状となっています。建物2階の表構えは全面千本格子による出格子で、座敷等が残り、明治期の郡上八幡の伝統的な建築様式を今に残していることから、平成19年10月に国の登録有形文化財として登録されました。

越前屋とは

Concept

「郡上八幡 町屋敷越前屋」は、郡上八幡の商業の中心である新町に位置し、4軒の文化財が連担する一角を占め、市街地の古い町並みを形成する重要な建物です。歴史的建造物として保全し、郡上八幡の町の魅力や町家の暮らしぶりを見学できる施設とするほか、郡上のものづくり文化の発信や地域資源を活用した取り組みを支援するなど、人々が集い交流し、チャレンジできるまちづくりの拠点として令和元年(2019)9月に復元しました。

施設コンセプトである「まちのよりどころ」には “拠り所” と “寄り所” の2つの意味が込められています。自分たちの取り組みをまちの人たちに発信したい、未だないまちの新しい魅力をつくるチャレンジをしたい、そうした思いを持った人たちにとっての「拠り所」になる。これが1つ目。そして、まちの方たちが散歩ついでや、当て所なくふらっと寄ってくれる、日常的な「寄り所」であること。これが2つ目です。2つのよりどころとなるためにも、より多くの人に足を運んでもらえるよう、様々な企画を打ち出していきたいと思います。

内観写真

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